マインドフルネスで脳の休息をする方法
昨日の夜たくさん寝たはずなのになぜか頭が重い。なんてこと、ありませんか?
そんな状態がずっと続くと精神病や鬱にもつながってしまうそうです。
脳って知らぬ間もずっと活動を行なっているそうなんです。そんな知らぬ間に溜まってしまった脳疲労を休める方法があるそうです!
んで、その方法というのがマインドフルネス
なんだそう。お金もかからず特別な道具もいらないそうですよ。
脳のエネルギーって一日にどれくらい使ってると思いますか?
なんと一日の全エネルギーの20%程度だと言われてるそうです。
これには諸説ありますが米ワシントン大学セントルイス校の心理学者マーカスレイクル教授が提唱したデフォルト・モード・ネットワークの存在が大きいのではないかと言われているそうです。(ここでは頭文字をとってDMNという略称を使います。)
DMNとは内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部、下頭頂小葉など複数の脳部位から構成される脳回路です。
この部分は脳が意識的な反応をしていない時も働くベースライン活動をになっています。
簡単に言うと自動車のアイドリングのようなものですね。
つまり、ぼーっとしているときでも脳は勝手にエネルギーを消費してるんです。
マインドフルネスとは結局何なのか
ひとまず定義らしきものをあげておきますね。
評価や判断を加えずに"いまここ"の経験に対して能動的に注意を向けること
どうでしょう…わかりにくいですね。
もう少しわかりやすく言うと
瞑想をベースにした、脳の休息法
え、、瞑想...?
瞑想と聞くとちょっとネガティブな印象を持ったのではないでしょうか?
筆者も住職にピシッと肩を打たれる座禅のようなものを想像していました。
しかしマインドフルネスを知る上でより重要なのは次の3つの特徴です。
1. 宗教性を排除
→徹底した実用性
2. 修行の要素を排除
→誰でもできるシンプルさ
3.脳科学アプローチ
→客観的に実証された効果
マインドフルネスの起源は原始仏教にあると言われていますが、その宗教性は徹底的に削ぎ落とされています。現代人に役立つエッセンスだけを抽出したものがマインドフルネスらしいです。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが熱心な瞑想家なのはよく知られていますね。
かの有名なグーグルにはマインドフルネスの社内研修プログラムがありその効果が実証されています。
今回はそのマインドフルネス呼吸法というのをご紹介したいと思います。
呼吸法というと、何か特別な意識状態を引き起こす訓練をイメージしますがここでは呼吸をコントロールする必要はありません。また深呼吸も必要ないです。
自分の呼吸をあたかも他の人の呼吸のように観察するのがマインドフルネスです。
それ以外は特に何もすることなく、いたってシンプルです。
何もしない状態というのを脳に覚えさせる練習みたいなものです。
瞑想を始めたら、まずは自分の感覚や呼吸に思いっきり注意を向けます。足の裏が床に触れている感覚、お尻が椅子に触れている感覚、体全体が地球に引っ張られる重力の感覚にも気づくかもしれません。
身体の感覚に一通り注意を向けたら、次は呼吸に意識を向けます。コツは意識して呼吸するなのではなく呼吸に関わる身体の感覚に注意を向けることです。
雑念がうかんできたらどうする?
マインドフルネスは雑念を消すための修行ではないので自分を責めずに雑念が浮かんできたという事実に気づくということが大事です。その後にゆっくりと呼吸に意識を戻していきましょう。
というように、意外とマインドフルネスってシンプルで簡単でした。私のようなめんどくさがりでも続けられました。是非試してみてほしいと思います。
参考↓
脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]――[脳科学×瞑想]聞くだけマインドフルネス入門 https://www.amazon.co.jp/dp/4478101914/ref=cm_sw_r_oth_api_-Q1gCbHS5A53E